
TikTok分析をチームで共有・活用するためのデータ可視化術
TikTokの運用成果を高めるには、投稿後の分析が不可欠です。しかし、個人で感覚的に分析するだけではなく、チーム全体でデータを共有・可視化しながらPDCAを回していくことで、より戦略的な改善と意思決定が可能になります。
本記事では、TikTok分析の基本項目からチームでの可視化・運用ノウハウまで、実践的に解説します。
1. TikTok分析で見るべき主要指標
(1) 再生回数(Video Views)
- トップラインの数値。バズの規模やリーチの広がりを確認。
(2) 視聴完了率(Completion Rate)
- 最後まで見られた割合。アルゴリズム評価に最も影響を与える。
(3) 平均視聴時間(Avg. Watch Time)
- どの時点で離脱されているかの目安。
(4) エンゲージメント率(いいね・コメント・保存・シェア)
- ユーザーの“反応”を表す指標。動画の価値や共感度を測る指針。
(5) フォロワー増加数・プロフィール訪問数
- 投稿が「行動につながったか」を確認。
2. チームでの分析共有に必要な視点
(1) 誰でも理解できる“見える化”
- 数字だけではなく、グラフ・一覧表・スクショを用いて視覚化。
- 担当者以外にも伝わるよう、簡潔かつ目的に沿った設計を。
(2) 目的別に分析指標を整理
目的 | 指標例 |
---|---|
認知拡大 | 再生数、リーチ数、シェア数 |
関係構築 | コメント数、保存数、視聴完了率 |
行動誘導 | プロフィールクリック数、外部リンクCTR |
(3) 定例ミーティングでの活用
- 週1・月1で投稿結果をまとめ、全員でレビュー
- 良かった動画の共通点や、改善すべきポイントを抽出
3. 分析データの可視化ツール・方法
(1) TikTokアナリティクス(公式)
- アプリ or ビジネスセンターから確認可能
- 投稿別/アカウント全体のパフォーマンスが確認できる
(2) Googleスプレッドシートでの自作ダッシュボード
- 投稿ごとの数値を記録し、週ごとの変動・推移を可視化
- 条件付き書式・グラフで伸びた動画や下降傾向を見える化
(3) 外部分析ツールの活用(Pentos / Exolyt など)
- 保存数や競合比較、キーワード分析が可能
- 複数人でアカウントを管理・分析したいチームにおすすめ
(4) NotionやMiroで「分析ノート」化
- 分析数値+考察コメントを一体化
- 社内共有や振り返りに最適なナレッジベースに
4. 可視化・共有を活かすチーム運用のポイント
(1) 分析の“定型フォーマット”を作る
- 毎週のレビュー資料にテンプレを用意(例:再生数トップ3動画の要因分析)
(2) チーム内で「良かった点」「改善点」を書き出すワーク
- 感覚だけでなくデータを元に振り返る文化をつくる
(3) 担当者が交代しても継続できる運用体制
- 可視化・記録・共有がチーム文化として定着すれば、属人化を防げる
5. 実践例:TikTok分析のチーム共有シート
日付 | タイトル | 再生数 | 視聴完了率 | エンゲージメント率 | フォロワー増 | コメント |
3/10 | 朝のルーティン紹介 | 12,430 | 72% | 8.5% | +34 | “これ真似したい!”が多発 |
3/12 | 新機能の解説動画 | 4,980 | 41% | 2.1% | +5 | 難しすぎた?との指摘あり |
→ チームで見ながら「何が刺さったのか」「どこで離脱が起きたか」などを考察。
まとめ
TikTokの投稿をただ“出して終わり”にせず、チーム全体でデータを見て改善していくことで、継続的な成長と成果につながります。見える化と共有によって、感覚に頼らない判断と、ナレッジの資産化が可能になります。
次のアクションプラン:
- TikTokアナリティクスから主要数値を毎週記録するシートを作成
- 週次・月次でのレビュー会を定例化
- チームで「成功要因」「改善点」の共通認識を深めるワークを取り入れる
分析こそ、TikTok運用における最も重要な“地味だけど効く武器”です。数字と向き合う文化を、チームで育てていきましょう。